2011年9月3日土曜日

地震の対策。。。

絵付けをしていると白磁だけでなく当然作品も増えるのですが、ディスプレイキャビネットに飾る場合は地震に備えるいいグッズがあります。 ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、ご紹介します。
Museum Gel to fix the fragile pieces in case of  big earthquake
使い方はこんな風です。 作品の裏側に米粒大のミュージアムジェルを3か所ぐらいのせて、ひっくり返して棚に置くだけ。 しばらくするとこの米粒のものが重力で広がって接地面とくっつきます。 取るときはお皿などをひねるようにすると簡単にとれます。
this is how to use it...
ジェルは固まったように容器に入っていて、すくってみるとその時は穴ができるのですが、しばらくするとまた水面のように表面が一様になるので不思議。。。 その性質を利用しているわけです。
it looks solid, but it will change the shape due to the gravity
これを使って固定した作品やアンティークは3月11日の地震でも全く棚の中で動かないでいました。 ミュージアムジェル、というぐらいですから博物館御用達のすぐれものなのですね。。。
使わなかった作品はみんな扉の手前に張り付いたように棚と扉のギャップに挟まっていました。扉を開けると落ちるので、主人と支えながら扉を開けましたが。。。 扉が開かなかったのはラッキーでしたけど。

棚の扉を開かないようにする工夫はこんな風にしています。
one example to prepare for the earthquake
これは手芸用品店で売っているカラー紐でキャビネットに合う色を選んで、巾着袋などに使う紐留めで留めたもの。 扉を開けるときには紐留めのボタンを押すとリリースできます。 以前は簡単な紐を結んだだけでしたが開けるごとにいちいち縛るのが面倒なのと見栄えが悪いのでこんな風に取り換えたわけです。

あとは市販のものも使っています。
ready-made preparation goods...
それから、食品庫などお客さんの目に触れないところはコードタップを金づちで打ち込んで紐を通して簡単にせり出し防止の工夫をしていますが、こっちは見栄えがNGですがまあ裏方なので。。。
easy fixing example for food storage shelves, etc.

地震はいつどうなるかわからないもの。。。 とにかくいざというときに足元に割れ物があっては逃げ道の確保もできないのでできるだけあわてないようにしたいものです。 他にも何かよいアイデアがあったらぜひ教えてください!

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