3月11日の地震のときには八ヶ岳にはいませんでしたが、直後から八ヶ岳にいたので、その後の計画停電も経験しました。 計画停電は東京だったら大変だったと思うのですが、こちらでは想像していたほどの影響はありませんでした。 もちろん、信号が止まったり、給湯設備も止まったので(そこがちょっと大変だったかな。高冷地なので凍結しないよういちいち水抜きをする必要がありました。)、それなりの不便もありましたが、概して落ち着いていられました。 暖をとるのには薪ストーブがあり、昼間なら牧場に行っていれば普段と生活の変化は全くなし!(東北で被災された方々には申し訳なく思う程で。。) 牧場では水も湧水をひいていますし、この辺はIHも普及していないのでガスレンジ(というかガス台!)、 冷蔵庫については、真冬は野菜を”凍らないように”冷蔵庫に入れる、という感覚なので3月は冷蔵庫の外で野菜の保管にはまあまあ適温だったようで。。。
とまあ、震災直後は牧場にいるのが一番精神的に安心できました。
at the ranch |
それってどういうことなんでしょう? 原点に返るような牧場生活は、人間の本来の姿の縮図のような気がして。。。 あれこれ進化してがんばって、それでも最後は原始生活!?が落ち着くのが人間なんでしょうか。。。
牧場に最初に来たときに恥ずかしながら疑問に思ったことは、どうしてお金を出して乗馬して、それで牧場で馬の糞の片づけやらなんやら、たくさんお仕事をするプレッシャーがあるのだろう?ということでした。。。 ところがしばらくやっていくうちに、馬に対する愛情と敬意でお世話をするということのみならず、ここで一緒に過ごしながら役立つことの素晴らしさを感じ始めて、何だか楽しくなってきました。 (実際あまり役に立っていないかもしれないけれど。。。(^_^;))
イベントがあるとみんなで台所に立ったりすることも昔、母の実家を訪れた時の大家族の楽しさを思い出したりして、まるで実家に帰るような感覚。 現代の都会生活を振り返るとちょっとさみしい気がします。
最近大き目の地震が多く、関東大震災レベルの地震の再来も間近か、と言っている人もいるようで、いつまたライフラインが途切れるかと思うと怖いですが、牧場がある限りサバイブできそうな安心感もあり。。。
牧場でなくとも原始生活、というか、昔ながらの生活について考えてみませんか~? 今できることってどんなことかしら。。。 それって夏休みの自由研究としてはかなりハイレベルかなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。