イギリスで親のように大切に思っていた大切な人の突然の訃報を聞き、急遽下の娘とお葬式に行ってきました。
お葬式という形ではなく、せめてもう一度でもいいから会いたかった、ああ、夏行っていればなあ、と思い悔やんでも悔やみきれず。。。
イギリスでの生活の大半は彼女と過ごしたというほど、大事な存在でした。 別れというものはいつか来るものなので仕方ないとはいいうものの、心で受け入れるのは難しく。。。
彼女の大好きなフェアリーの像。今でも私の頭には彼女の声が聞こえるかのごとく、ですが、フェアリーの前で生の彼女の声が聞けないことがさみしくてたまりません。
葬儀はカトリックの教会で行われ、彼女の幼馴染の司教さんが式を執り行いました。
カトリックの儀式での葬儀はよくわからなかったのですが、日本の葬儀とは少し感じが異なり、司教さんがとてもポジティブに語り、celebrationという言葉をよく使い、つまり人生を全うしたお祝いだという印象を参列した人に持たせるようなものでした。
『どんな服装で参列したらいいの?』とあらかじめ彼女の家族に聞いたのですが、『私はこれよ、黒じゃないの。姉妹みんな黒は着ないわよ。』と言われてそれも少し意外だったので、私たちも真っ黒ではない服装で参列しました。
めそめそするのを我慢しているのは私と数人ぐらいで、あとの人は穏やか、むしろにこやかな感じでした。 ああ、これは彼女の望むみんなの姿なんだな、とも思い、ポジティブ、ポジティブ、と思って終わりまで頑張り(?)ました。
帰りに娘が、『ママ、お葬式って実は本人のためじゃなくて周りの人にポジティブなけじめをつけるためにやっているのじゃないかと思うわ。』と言ったので珍しく?!感心。 うーん、なるほど、確かに。。。
****
短いイギリスへの旅でしたが、そのご家族の強いお勧めもあって、ロンドン塔にも行ってきました。
ロンドン塔(Tower of London)では、今、第一次大戦勃発100年ということで、11月11日の終戦記念日まで、8月からずっと、陶器でポピーを形どったものが少しずつボランティアの手で植えられています。 戦没者の数と同じ数が捧げれられることになるそうです。
とても感慨深い旅になりました。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。